(ひたすらサマを泣かせてみたい時もある)






「またな」

そう言って笑えたえれど







本当は泣き喚いて縋りたかった




「それがどうした」







そう言われると
自分が抱えてきた悩みや苦しみが
大したものではないように思えてくるから不思議だ








「いやだいやだいやだいやだいやだ…!何でもするからっ、だから…っ」




嫌だと叫んで縋りたいのに声さえでない。
今言わずに、今叫ばずに。
そしたら全てが終わってしまうのに、声さえ出ない。
首を絞めるように喉に手を当てて、精一杯叫んでも掠れた息が漏れるだけ。
今伝えずに、何もしないで終わるのは嫌だ。
それでも、声が出ない。何故出ないのかも分からない。

嫌だいやだイヤダ。
これで終わりになんかしたくないのに。







涙を流してはいけない気がした










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