(身も蓋もなくえろ!らぶらぶ編☆)

※少々あれな感じなので下げときます(R15?)※

ヤマもオチもイミも無くても許せる方のみどうぞ。
というか…!めっちゃ恥ずっっっ!!!死ぬ!死んでしまう!!!
あ、でも。ロランさんの気持ちになれば多分平気!(笑)






























































されるがままになってる彼は珍しい。
さっき飲んでいた酒が大分効いているのだろう。
大して強くもないくせに酒好きの彼は、
油断しているとこういう事態に陥るから性質が悪い。

僕がいなかったらどうするんだ!という焦りと。
僕がいるからこそなのか?という期待。

酒気のせいばかりでなく上気しだした頬と潤んだ瞳。
僅かばかりの罪悪感と良心が痛んだが、
僕は彼が思っているほど聖人君子でもなんでもない。

「自業自得だ」

そう呟いて、僕は正体のない彼に口付けた。







「ん…っぁあ!」

息継ぎの合間に必死で僕の名前を呼ぶ声に
理性なんて一瞬で消し飛んだ。
服も満足に脱がないで、形振りなんて構わずに。

気付けば、彼は息も絶え絶えに僕にしがみ付いていた。
ふと普段の彼が脳裏を過る。
生意気で矜持が高く、そのくせ謙虚で控えめな。
その差を思い、再び頭に血が上ったのが分かった。

愛しい。
愛しい。愛しい。愛しい。

狂ったようにそれしか思えなかった。










「待っ―――…っ」

待てと言われた気がしたが構わず進む。
酷いことをしている自覚はあっても、
それが歯止めになることはなかった。

めいっぱい溜まった涙が、ぼろりと零れ落ちる様を横目で見ながら首筋を舐め上げると、
高く息を吸い込むような音が聞こえた。

嫌じゃないはずはないだろうに。
大した抵抗も拒絶もせずに耐えているその姿に、僕は毎回箍が外れるのだ。

ごめん。
口には出さずの謝罪が、彼に届くことはない。








痛みや苦痛に強い彼が、泣いて縋るのはこの時ばかりだ。
正気の時の彼には絶対に言えやしないが、
その耐え忍んだ顔が堪らなく好きだった。

「も、……や…だっ」

ぽろぽろと涙を零すその姿に煽られる。
自分はここまで最低の人間だったのかと絶望する半面、
今こうしているのは彼なのだから仕方ないじゃないかと開き直る。

明日、彼に殴られそうだなと思いながらも、
僕が彼を離すことはなかった。







綺麗だとか。可愛いだとか。
愛しいだとか。好きだとか。

そんなことだけで頭が一杯になってくれれば良いのに。
彼のこの顔を見る度思うのは、醜い嫉妬と悔しさだった。

どんなに足掻いても、彼と添い遂げられることはない。
その変えようのない未来。

僕を受け容れてくれる前は、誰かのものだったのかもしれない彼。
そしてこの先は、僕以外の誰かの為に生涯を奉げるのだろう彼。

どうにもならない。どうにも出来ない自分が悔しくて、力を入れて彼の手を握る。
すると、同じくぎゅっと握り返してきた彼に、
僕の視界は涙で滲んだ。












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