(身も蓋もなくえろ!無理やり気味☆)
※少々あれな感じなので下げときます(R15?)※
ヤマもオチもイミも無くても許せる方のみどうぞ
本当に身も蓋もありませんから〜
「――ちょっ、冗談だろっ…!」 さっきまで普通に話していたはずなのに。 彼を怒らせるような失言でもしてしまったのだろうか。 豹変した相手に呆気にとられ、 俺は、あまりのことに泣きたくなった。 |
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「…やっ、やだって…っ」 手をついてずり下がろうとしたら、足首を掴んで引き戻され、情けない声が喉をついた。 なんでこんなに怒っているのかが分からない。 一体自分はどんな失言をしてしまったのだろう。 「ご、め…っ。謝…る、から」 恐怖に駆られ口走った謝罪の言葉。 でも、それこそが相手の怒りの原因だったらしい。 何を謝るのか。意味も分からず言われたところで、許されるとでも? そんな返答があった気がしたが、さらに強く足を引かれ、まともにその意味を考えることが出来なくなった。 |
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「―――……っめ」 やめろ。そう言ったつもりで、出てきたのは掠れたうめき声だった。 起き上がろうとすれば、頭を押さえ付けられ。 逃れようともがけば、容赦なく腰を掴んで引き戻される。 せめてもと伸ばした手は、虚しく敷布を手繰り寄せるだけだった。 何が起こっているのか訳が分からなくて。 涙だけがぼろぼろと好き勝手に零れ落ちた。 |
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「てっめぇっ、何血迷ってやがる…っ!」 「うるさい。君は黙って脚開いてればいいんだよ」 「な…、おまっ、ちょ――それ王子のセリフじゃねぇよ!!」 「じゃあ、君は王子らしく潔い態度をとってくれ」 「はぁ?それ、王子全く関係ないだろっ!!」 「い い か ら 開 け!」 「誰 が 開 く か!」 |
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「っ…―ぁあア…!」 堪らず上がった声は、跳ねた水音にも掻き消えることなく、辺りに散った。 こんなの正気の沙汰じゃない。 水場があれば沐浴をせずにいられないのは自分の悪い癖だ。 でも、こんなことになると思うか? あり得ない。 まだ陽も高い。 辺りを隔てるものだってそう無い。 何より、彼女がいつ戻ってくるとも分からない。 気でも違ったか。 そう罵ってやりたいのに、口をつくのは女のような甘ったるい声ばかりだ。 こんなの、絶対、 正気の沙汰じゃない。 |
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